滑り込みセーフで紫舟+チームラボ「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を見てきました。
私がチームラボを知ったのは恥ずかしながら昨年の紅白歌合戦の嵐のステージ。あのステージは本当に感動したわ。光のボールは本当に嵐が触っているかのごとく動き回っていた。
そんなステージをまかされていたチームラボだとTwitterで知ったの。
そして、今回は龍馬伝のタイトルや美の壷のタイトル書いている書道家、紫舟さんとのコラボ。これは見るしかないわね。
私が行ったのは最終日。ほんとぎりぎりセーフだったわ。
会場に入ると
四角四面の壁のLの字部分に映像が写しだされているの。
(イメージはこんな感じよ)
そこには日本の四季、花鳥風月が墨絵のように描かれている。そこに美しい書が浮かんでは消える。
暗闇に照らされる日本の美の世界がそこにあったわ。
ただ美しい映像がうつしだされるならチームラボは必要ないわ。漂う書に私の影が触れると鳥の字は鳥になり羽ばたき、花は、美しい梅の花になり、散っていく。
文字が触れることにより姿を変える。こんな楽しい仕掛けが私を楽しませる。体感アートにもなっている、とても贅沢で楽しい作品。
さらに、映し出される画像は絶えず変化している。投影された世界は二次元だけれども映し出された世界は3D空間をリアルタイムで計算して常に新しい世界を作り出している。
まさにこれは現代の屏風絵巻。
その昔、いにしえの人がその一瞬を切り抜いた世界を愛でた。
そして今、私たちは絶えず変わる世界をそのまま感じとり、その世界と戯れることができる。
これこそ、アートの進化じゃないかしら。
人が受け取る情報量は増加の一途。アートもその影響は受けなければならい。なぜなら、人の世界にアートは存在しているのだから。
だから、アートも常に進化していく必要があると思うの。
コンテンポラリーアートが野外でつくられたり、多くが立体(3D)であったりするのは、現代人がすでに二次元の静止画では満足できないからだと思うのよね。
だからこそ、この紫舟+チームラボの「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」はアートの正当な進化であると私は思ったわ。
おっと、今回は熱く語りすぎちゃったわね。うふふ。
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