2012年8月11日土曜日

ローマ法王の休日をみたけど・・・・

kaz805です。映画を観ました。
観た映画は「ローマ方法の休日」です。

(似てないけど主人公のローマ法王に選ればれちゃったおじいさん)

ネットでの前評判の高かったし、意外にマイナー映画がすきな私としては面白そうと思い観に行きました。
結果からいうと私には高尚すぎて楽しめませんでした。
私、結構、歴史には詳しいです。あと、別にキリスト教徒でもないけど聖書の中にでてkる話とかは知っている方です。神話や童話はすごく詳しいです。
でもね、私、そんなに文学や演劇にはそれほど詳しい訳ではありません。
そう、これが、私が映画を楽しめなかった理由な気がします。
事前の情報では、ローマ方法に選ばれちゃった主人公は若いとき役者希望で、ロシアのチェーホフの戯曲「かもめ」の台詞を全部いえちゃう人とのこでした。
でも、私、ロシア文学ってほとんど読んだこともない。正確にいうと興味ない。だからこの設定、私には無理があったのかもしれない。
あと、映画館の中では笑いが起きていたが私には声をだして笑えるほど面白くはなかった。笑いがあったときにまだ、まだ笑える理由がわかるのなら救いがある。けど、なぜ?そこでわらったの?って言うぐらい意味不明な箇所もあった。
あと、イタリア語が耳になれていないせいか映画の世界に入り込めなかった。これが致命的なことだった。私は映画にものすごく感情移入するタイプだ。基本的に映画の世界に入り込んでしまう。でも、この映画ではそれができなかった。
あと、劇中でかなり重要となるのがアルゼンチンの誇る大歌手、メルセデス・ソーサの唄う「トード・カンビア」(すべては変わる)。この歌が劇中できっとキーになるんだろうな〜て感じでながれる。がしかし、私の心はそれを受け入れることはなかったようだ。
淡々と進む物語。大きな仕掛けがあるわけでもなく、大どんでん返しもない。そしておわりもすっきりしない。ある意味現実以上に現実的な世界だ。法王がプレッシャーで逃げちゃうという設定がぶっとんだものかもしれない。しかし、物語はこんな設定であっても派手な事件がおきたということはない。あくまでも淡々としているのだ。
結局法王は法王になった。法王にはなったが、いままので法王にはならなかった。
その答えは人間らしいといえばそのとおり。最後まで淡々としている。ラストどうなるかは観る人もいるかもしれないから書かないけど。
ここまで書いてわかったが、高尚だから楽しめなかったのではなく、淡々としたリズムが受け入れられなかったんだ、きっと。でもそれはハリウッドの映画のつくりにある意味洗脳されてしまっていることの裏返しなのかもしれない。ハリウッドだけじゃない。今の日本の映像作品はスピードが速くて結論が明確で安易な言葉で短くまとめる。ある意味、それに改めて気づけたのならばそれはそれでよかったのかもしれないな〜。
あっでもヴァチカンの人の衣装はとても勉強になりました。まさに中世のまんまって感じでしたね。
というkaz805の感想でした。

ローマ法王の休日
サイトには大ヒットの文字が。たしかにマイナーっぽい映画だとおもったらすごく人は入っていたね。

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